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おはようございます。もうこんにちはというべき時間ですが、早朝からCDを整理していたら、いつの間にかこんな時間になってしまいました。CDを2000枚くらい出してきました。2000枚出してきたからといって一遍に聴くというようなことができないのは自明ですが…

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私が記憶しているのはなにも死者ばかりではありません。いつのまにかインターネットの世界からweb-siteごと消滅してしまった「天然ニューハーフはるるん」のことを覚えています。でもそれも10年前20年前の話です。私には現在や未来といった次元がありません…

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もともと「見者」と言い出したのはランボーです。彼は自分の言葉の錬金術で感覚を錯乱させて楽しみましたが(20世紀以降の経験では麻薬を考えれば妥当だと思います)、その結果自分自身が「架空のオペラ」になってしまい、詩作を放棄しなければならなくなり…

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mixiで「Qちゃん」から「Qってなに?」と訊かれて返答に困ったという話をしましたが、適切な答え方が分かりました。それは柳原さんの創作、彼の小説なのだというのが最も正確な返事です。そしてその当の柳原さん自体が架空の存在です。日野日出志の『地獄変…

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ラフマニノフが編曲し自らピアノ演奏している「くまばちは飛ぶ」(リムスキー=コルサコフ)──若き日のホロヴィッツによる演奏も『ホロヴィッツ・イン・メモリアル』に入っています──これはとても懐かしい。私は、小学生、中学生の頃これをさらにポピュラー…

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おはようございます。アルトゥール・ルービンシュタイン『火祭りの踊り〜ルービンシュタイン、アンコール・ピース』を聴いています。ホロヴィッツを全部聴いたので今度はそのライヴァルであったルービンシュタインというわけですが、ルービンシュタインは全…

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ゲオルグ・ショルティ指揮のシカゴ交響楽団で、マーラーの交響曲第5番「葬送行進曲つき」。先日カラヤンで聴きましたが、廉価盤とはいえこれもいい演奏です。バークリー僧正は主著の『人知原理論』で、存在するとは知覚されることであると主張したわけですが…

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中年だからあれこれ考えます。一つは、大学で哲学を専攻したのが妥当だったかどうかです。自分では向いていなかったと思います。二つ目は、音楽に貪欲である必要があっただろうかということです。私はロック以降のポピュラー音楽に興味がないので、クラシッ…

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全くどうでもいいことですが、「ウィトゲンシュタイン」「ウィットゲンシュタイン」「ヴィトゲンシュタイン」のいずれが正しいのか迷います。『君主論』の著者の名前の日本語表記もまちまちのようです。CBSでは「ウラディミール・ホロヴィッツ」、RCAでは「…

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おはようございます。竹宮惠子の『風と木の詩』を少し丁寧に考えたいと思いますが、その前に今読んだ本のことをちょっと書くことにします。アンドレ・ジッド『背徳者』(石川淳訳、新潮文庫)。吉田秀和『音楽 展望と批評』の2と3(いずれも朝日文庫)。ジッ…

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『聖なる怪物たち』の最終回を観ました。中谷美紀は春日井師長という役を演じています。所詮TVドラマだといえばそうなのですが、春日井師長は自分の妹の幸せのために殺人までしたのだという意識です。そのことを妹にも言いますが、妹からは、そのようなこと…

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松本零士のSF漫画『ミライザーバン』を考えたいと思います。これに限らず松本零士の漫画には考えさせられるものが多いです。私は手塚治虫から永井豪あたりまでの世代の戦後の漫画家の作品を特に好みます。彼らの作品には明確な思想があったと思います。手塚…

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ウラディミール・ホロヴィッツの『シューマン:クライスレリアーナ』を聴いています。1985年9、10月 ニューヨークでの録音で、当時ホロヴィッツは81歳です。『クライスレリアーナ』にはCBSソニーでも録音しており(1960年代)、それは『子供の情景』とカップ…

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このところ20年以上前の記憶を摸索することが多いです。漫画にしても、『パタリロ!』や『風と木の詩』など子供の頃暗記するほど繰り返し読み込んだものを再読したいですが、残念ながら倉庫の奥深くで眠っていて取り出すことができず、図書館に漫画はないしT…

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ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ、「ヴラディミール」という表記もあります)『ホロヴィッツ・ピアノ・リサイタル CAMI VIDEO〈ホロヴィッツ──最後のロマンティスト〉から』を聴いています。録音は1985年4月 ニューヨークとなっていますから、相当晩年…

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どこか引用できるところがないかと思ってトーマス・マンの『ヴェニスに死す』(高橋義孝訳、新潮文庫)を精読してみましたが、全く何もありませんでした。事実関係だけ確認しておけば、この小説は1911-1912年に書かれ、1912年夏に出版されています。邦訳が正…

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おはようございます。花粉症です。くしゃみ鼻水が止まりません。昨日は『相棒ten』を見たし今日は『聖なる怪物たち』最終回を見ます。『聖なる怪物たち』は意外にもはまりました。いいドラマだと思う。ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)『ベートーヴェ…

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私にはよく分かりませんが、橋本治がそのような意地悪なことを書いたというのには彼なりの動機とか必然性があったのではあろうと思います。けれどもそれが他者(読者)にはよく伝わってきません。当時の『薔薇族』とか現実の同性愛の人々が厭だったのだろう…

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ホロヴィッツの『モスクワ・ライヴ1986』を聴いていますが、最高に素晴らしいですね。ホロヴィッツは1989年に亡くなっていますから最晩年ですが、どの曲も音そのものが非常に綺麗です。橋本治の『蓮と刀』(河出文庫)ですが、手元に本がありませんので正確…

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Ustreamでも少し話しましたが、コメントで寄せていただいたHさんからの疑問に応答したいと思います。Hさんはヘーゲル的循環に疑問を呈されたわけですが、なるほど現実をいえば循環とか反復は想像的なものでしかあり得ないと思います。サルトルであれば、「魔…

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このように詳しく調べてみて、「こういう人間には普通、"その後の人生"というものがない」とかいうのは少し残酷なように感じます。なるほど木川田くんの高校生活は悲惨というほかなかったかもしれません。でも別に彼のせいではないはずです。木川田くん個人…

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状況を整理しておきましょう。『瓜売小僧』において木川田くん、木川田源一は高校2年生です。彼が同性愛者であることは学校でばれてしまっており、他の生徒から毎日嘲笑されてしまっています。彼はバスケットボール部の一年年上の先輩、滝上圭介という人に恋…

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次に『桃尻娘』連作を検討しますが、まず事実確認から入ります。橋本治が『桃尻娘』を書いたのは1977年(昭和52年)、彼が29歳のときです。小説現代新人賞佳作になります。野坂昭如が褒めたそうです。同じ年に第二作『無花果少年』を発表します。1978年(昭…

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ウラディミール・ホロヴィッツがアルトゥーロ・トスカニーニ指揮のNBC交響楽団と共演したブラームスのピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83を聴いています。1940年5月9日のカーネギー・ホールでのライヴ録音です。カップリングはブラームスの間奏曲 変ロ短調 …

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さて、唯物論のことを少し考えてみましょう。サルトルのような人が感じた困惑は、『唯物論と革命』で表現されています。つまり彼は政治的にマルクス主義やフランス共産党に接近しましたが、哲学者として誠実であったので、哲学思想としての唯物論が自分に受…

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さて、アントニオ・ネグリ『スピノザとわたしたち』(信友建志訳、水声社)を少し検討してみましょう。(1) ネグリはドゥルーズがそう言ったと書いていますが、「ひとたび神という幻影からすっぱり手を切ってしまえば、無限というものはわれわれのなかで欲望…

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おはようございます。佐々木病院の主治医(名前を忘れました)と会いましたが、誰とも意見が合わないし喧嘩してしまう、というのはもうどうしようもないのでしょう。例えば彼は、バイトでもすればいいと思っています。私はそう考えません。だから話しても意…

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放送でも喋りましたが、山田花子、南条あや、二階堂奥歯のことは本とかウエッブサイトでしか知りませんが、特にだめ連が作った早稲田のあかねでは、様々な不幸のかたちを見てきました。もちろん、見ただけです。私にできるようなことは何もなかったし、不幸…

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南条あやのことを考えていました。彼女には『卒業式まで死にません』(新潮文庫)という死後に出た著書がありますが、その解説を香山リカが書いています。私は、山田花子(『自殺直前日記』太田出版)、南条あや(『卒業式まで死にません』新潮文庫)、二階…

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ホロヴィッツはトスカニーニの娘と結婚したわけですが、彼はトスカニーニを非常に畏怖していました。それから、トスカニーニの娘はホロヴィッツが同性愛者であることを当然承知したうえで結婚したわけです。彼女は自分の目の前でホロヴィッツが若い男に色目…