近況アップデート

mixiで「Qちゃん」から「Qってなに?」と訊かれて返答に困ったという話をしましたが、適切な答え方が分かりました。それは柳原さんの創作、彼の小説なのだというのが最も正確な返事です。そしてその当の柳原さん自体が架空の存在です。日野日出志の『地獄変』で「地獄絵師」が彼の家族を斧で皆殺しにしようとしたら、いつの間にかどういうわけか、家族全員が生身の人間からマネキン人形に変貌してしまっていたというようなことと同じです。

先日倉数さんに会ってきたといいましたが、実は会ったような気がしません。何のリアリティも実感もありません。私自身の心がそこになかったし、私の抜け殻が彼と会って空疎な会話をしたというだけのことです。私は現実には全く存在していないのです。そもそも倉数さんと知り合いであるとかいうのも、不可解なことですし、わけがわかりません。

柳原さんが架空の存在であるならば、それ以外の人々はもっと強い意味で存在していません。実在していません。移ろう影と変わりません。