2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

夢見

今朝(?)は午前1時前に目が醒めてしまったが、奇妙な夢を見た。どうも大学か何かの教室で生物学か何かの講義を受けているが、僕は教室の前から二列目に座っている。どういうわけか教壇に立っているのは社民党の福島瑞穂党首である。授業の成り行きで彼女…

感想

自分なりのつまらない感想だが、ポストモダニズムへの批判や非難は倫理的だが、どう申し上げればいいのか、現状に照らしてリアリティを感じない場合もある。そのことについて先程目醒めたときにたまたま考えていたことをメモしておく。20世紀の終わりくら…

感想

僕は勿論高名な批評家 、評論家とか優れた評論家とかではありませんが、自分の仮説も書いてみよう。僕の意見では、主要な問題は、福島さんのおっしゃる倫理的?な課題というよりも、或る意味非常に狭い(そしてその狭さと小ささの内側では異常に精緻な)趣味…

感想

清水晶子さんという方、ジェンダーとかクィア論とかフェミニズムの方だと思うが、彼女が萩上チキなどの『社会運動の戸惑い』というバックラッシュを調査し考察した本について、こういうことをおっしゃっていた。著者の一人の「現実」という言葉の使い方に疑…

散歩

転向も快晴で、お散歩日和、日和見主義者日和ですので、二和向台の街を散歩して参りました。郵便局で日本学生支援機構へ非課税証明書を郵送。先週送ったが切手代が不足で返送されてきたものです。改めて窓口で「これでいいんですね?」と念を押して出してく…

新政府樹立のお知らせ

【新政府樹立のお知らせ】 非国民の皆様へ(「国民」は差別語ですので廃止しました) 今日から太陽暦は廃止します。元号も使ってはいけません。天皇制ファシズムが復活しますので。大逆暦を使って下さい。 公用語はエスペラント語です。通貨は円は使用を禁止…

奇妙な夢

ふと眠り込んで奇妙な夢を見た。先程いーぐる掲示板での明星一平氏の投稿をFacebookの自分のウォールにコピペして紹介したが、どういうわけなのか、熊沢誠氏が抗議してくる。私のウォールに書き掛けの文章を投稿(誤送信)される。要するにそれはディーセン…

合理性が必要だ

【今朝の一言:合理性が必要だ】 僕は明星氏、後藤氏に100%同感だ。どうしてイデオロギーが権威や信用を失墜したのか。人々の不信や懐疑が高まったのか。理由は極めて簡単である。合理性が皆無だからだ。どれだけ美しい道徳的心情があろうとそんなことは…

大木晴子さんと、新宿駅西口広場にて。

メモ

シャワーでも浴びるが、その前にメモ。「或る特定の社会集団を恣意的にカテゴライズして一般的な言明をしてはならない」というのは、反差別やいわゆる表象批判の文脈でよく見掛ける。一例として、「男性同性愛者はアナルセックスをする」という思い込みが必…

仮面についての雑感

人格(パーソナリティ)を仮面(ペルソナ)から考えるという意見はよくあるが、ここではまず音楽から考えてみたいが、ドビュッシーとラヴェルの対比である。僕は彼らの楽譜を持っていないし、音楽学的・楽典的な分析を加えたわけではないことはお断りしてお…

経験の変容を巡って

ソフィストというカタカナ語をどう日本語に訳せばいいのかは諸説あるが、弁論家、詭弁家、法律家。さらに進んで詐欺師ともいえるが、僕は十代の頃から屡々そう非難されてきたが、要するに恣意的な意見を平然と開陳するということである。僕はそういうことに…

『個人的な体験』から

『個人的な体験』から。243ページ以下。 「そうじゃないよ、鳥(バード)。夜明けまで追いかけたあなたと、真夜中に脱落して逃げだしてしまったわたしとでは、それ以後の人生がすっかりちがったもの。あなたはわれわれ不良少年とつきあうのをやめて東京の…

『不満足』から

幾つかの抜き書き。『不満足』から。55ページ以下。 ──おかまはあの男をいわばキリストみたいだなどと誇張していうほどで、と鳥(バード)がいって、微笑しながらつづけようとした、それを突然はげしい声で菊比古がさえぎったのである。──もういいよ、おか…

『不満足』から『個人的な体験』へ

『個人的な体験』は『不満足』の続編である。主人公たちが共通である。つまり、鳥(バード)。そして、菊比古。政治とは関係がないこれらの物語が、どうして、転向と市民的な徳の物語なのか。それは、そこにおいて決定的な傷が問題であるからだ。『不満足』…

市民的な徳と転向

ここでようやく市民的な徳(エートス、シティズンシップ)と転向という主題に入ることができるが、検討するのは以下である。大江健三郎『不満足』、『後退青年研究所』、『個人的な体験』、『万延元年のフットボール』。島田雅彦『天国が降ってくる』。『優…

風俗の混乱

続いて林達夫『歴史の暮方』(中公文庫)の138ページ以下に収められた「風俗の混乱──学生服を着た職工」という文章の結びだが、僕の意見では現代にまで続く重要な問題がこういう一見瑣末なエピソードに凝縮されている。昭和15年の文章である。145ペ…

ボナパルティズム

続いてカール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』(伊藤新一・北条元一訳、岩波文庫)を検討するが、ボナパルティズムと現代を比較するとき、それは、代議制の危機であるだけでなく、金融貴族、(保守的な)分割地農民、ルンペン・プロレタ…

多数者の暴虐

次に、J・S・ミル『自由論』(塩尻公明・木村健康訳、岩波文庫)14ページから「多数者の暴虐」についてである。「さらにまた、人民の意志は、実際には人民の最多数の部分または最も活動的な部分の意志だということになる。すなわち、大多数者、または自…

プラトン『国家』篇の民主制批判

続いてプラトン『国家』篇の民主制批判を見るが、それは非常に長い。岩波文庫(篠沢令夫訳)では下巻の210ページから216ページまでである。これは余りにも長くて書き写すことはできないので、部分的に重要と思える箇所をピックアップすることにしたい…

ヒューマニズム書簡

続いて、マルティン・ハイデッガー『「ヒューマニズム」について パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡』(渡邊二郎訳、ちくま学芸文庫)からマルクス(主義)及び唯物論に触れた議論を整理するが、簡単に申し上げればこうである。ハイデガーは「故郷喪失」を…

サラリーマンとしての総統

Facebookに書いていたから、ブログでは連続性は途切れるが、民主主義の存立の条件であるところの市民的な徳の問題を、転向と関連させて考察するが、その前に、ハンス・エーベリンク『マルティン・ハイデガー 哲学とイデオロギー』(青木隆嘉訳、法政大学出版…

随想

別に文句や不満を云うつもりはないが、事実として、職場の団結とか労働組合運動などは賃労働者の問題でしょう。JALなどもあるから工場労働者などだけの問題ではないとしても、やはり雇われて働いている人々の問題だ。僕は文句を申し上げるつもりはなく、むし…

随想

我々の99%以上は、当たり前のことだが、神々、英雄、独裁者などではない。そうすると、仮に行動とか実践といっても、身の丈でできることなどは限られているわけである。従って、実践を志向する人々は地域活動に向かうが、しかし僕は地域にも地域住民、隣…

随想

そういう僕の意見について、お前には情熱や希望、理想、主体性などはないのかとか、行動しないのか、と怒る人々、政治的な、また道徳的な人々もいるだろうが、そんなことを云われても困る。氷のように冷たいのである。徹底的な客観主義であり、実践者とか行…

随想

僕の考察は極めて常識的で地味(地道)なものだった。当たり前とも見られる事実や条件の確認を一つ一つ積み重ねていったのである。感情であるとか希望などは抜きにして(そういう機械的で即物的な非情さ、非人間性が僕の本質である)。例えば、こういう迂遠…

随想

僕は3.11については民主主義についてずっと省察している。それは何故かと申し上げれば、僕自身は科学に疎いし、だから、放射能被曝についてあれこれ云うことはできない。また、そもそも交通費を持ち合わせないし体力もないから、官邸前デモなどに出向く…

随想

僕はそのことについて、西垣通『IT革命』(岩波新書)の意見を支持する。ネチズン(ネット市民)、ネット民主主義は成立困難なのである。もっと申し上げれば、そもそも市民及び民主主義がまともに成り立つことが非常に困難だ。ということは、我々の社会や日…

随想

Twitter, Facebook以前には、2ちゃんねるとか、膨大にあったもろもろの掲示板とか、またはmixiなどで、やはり果てしのない論争というか議論というか、むしろそういう上等なものではなくdisり合い、罵倒合戦などが延々と繰り広げられていたはずなのである。…

随想

ただ、僕はこう思うが、別にネットが悪いとか、TwitterとかFacebookが悪いという、技術やメディア環境のせいだ、ということは成り立たない気がする。それはこれまで見えなかった(しかし、確かに存在していた)ものを露わにしただけである。日本社会には、ぞ…