随想

僕は3.11については民主主義についてずっと省察している。それは何故かと申し上げれば、僕自身は科学に疎いし、だから、放射能被曝についてあれこれ云うことはできない。また、そもそも交通費を持ち合わせないし体力もないから、官邸前デモなどに出向くこともできない。政党の党員でもない。ですから、現状の日本社会の民主主義的な統治や社会的な意思決定システムについて吟味検討し、また、歴史的に民主主義について考察するということなのです。別に民主主義的な政治を理想化しているわけではないが、僕はそれよりましなものを思いつかない。人々が参加民主主義とか実質的民主主義とかラディカル・デモクラシーなどと呼ぶものは僕には全く分かりません。