随想

我々の99%以上は、当たり前のことだが、神々、英雄、独裁者などではない。そうすると、仮に行動とか実践といっても、身の丈でできることなどは限られているわけである。従って、実践を志向する人々は地域活動に向かうが、しかし僕は地域にも地域住民、隣人にも一切興味関心がない。連帯したいとも思わない。職場の組織や団結がどうのこうのといっても僕は自営業者である。そういう仲間などはいない。論理や論評をバカにする野間易通、bcxxx、noiehoieなどとは立場が根本的に違うが、といって首都圏左翼にもシンパシーはない。彼らと連帯するつもりは一切ない。自民党支持でもない。ということは、これも誤解されがちだが、「右も左もない」というポストモダニズム相対主義ではなく、別に新しい考え方などではない。ただ単に昔からそうだというだけのことである。僕は別にイデオロギーや立場を持たないわけではない。例えば、アベノミクスには賛成していない(原発にもである)。だがしかし、自分が田中秀臣稲葉振一郎などよりも経済学に詳しいなどと自惚れているわけでもない。現在の情報や状況、報道その他から自分としては「賛成できない」と判断しているというだけのことである。