2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

近況アップデート纏め

どうしてこういうことを考えたり、書くのか自問してみました。自分なりの結論は気晴らしということです。それ以上でもそれ以下でもない。私はフーコーの専門家ではありません。日本でフーコーをよく読んでいる人というと、酒井隆史さんとか渋谷望さんとかし…

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近況アップデート纏め

おはようございます。「以前、東郷健と対談した岩波文庫の『資本論』の訳者(旧社会党、労農派の人)が社会主義になれば同性愛は治るとかいって東郷健を怒らせたという話をしましたが、そのような粗雑な認識の「知識人」が国家権力を、それも絶対的な権力を…

私の感想

私の感想──フーコーが語っているのは、ごく普通の日本語表現でいえば、「深い疎外感」とかいうことになると思うんだけれど、内容そのものよりも、彼がそのように感じていたという事実が驚きだし、ショッキングだし、時代を感じさせます。「1960年には、共産…

ミシェル・フーコー『わたしは花火師です』(中山元訳、ちくま学芸文庫)、p.15.

1960年には、共産主義者であれば、同性愛は病気ではないと主張することはできなかったのです。さらに精神医学があらゆる場合において、批判すべき権力のメカニズムとつねに結びついているということも指摘できなかったのです。

ミシェル・フーコー『わたしは花火師です』(中山元訳、ちくま学芸文庫)、p.11-12.

──そうしてあなたは、精神医学の世界に個人的にかかわってこられたのですね。 このかかわりは研修生時代だけのことではありません。個人的な生活においても、わたしは性にめざめた頃から、社会から排除されているという感覚をもちつづけてきました。捨てられ…

お喋り

です。http://www.ustream.tv/recorded/20641622

近況アップデート

おはようございます。鈴木健太郎さんをブロックしました。理由は、現在の自分の状態では野田佳彦事務所を訪問することなど絶対に不可能だと悟ったということです。鈴木さんが、ご自分が平日仕事で行けないからといって、私に行くようにせかすとしても、どう…

ミシェル・フーコー『わたしは花火師です』(中山元訳、ちくま学芸文庫)、p.10-11.

わたしは精神病理学についても研究していました。学問と自称しているのですが、この「学問」にはあまりたいした中身はありません。そこでわたしはある疑問を感じたのです。学問的には内容がほとんどないのに、どうしてこれほどの権力を手にしたのだろうか、…

L.ビンスワンガー、M.フーコー『夢と実存』(荻野恒一、中村昇、小須田健訳、みすず書房)、p.99.

だからこそ、想像力の多くの形式は自殺に似ている。というよりはむしろ、自殺は想像的なふるまいのうちの絶対的なものとして現われてくるのだ。あらゆる自殺の願望は、もはや私がここやそこにではなく、いたるところに現前しているような世界、隅々まで私に…

お喋り

です。http://www.ustream.tv/recorded/20620882

近況アップデート

おはようございます。NAMが解散してしばらくして、柄谷さんが福田和也と対談をし、それをNAMの会員であった友人が聴きに行ったそうです。友人の話では、柄谷さんが、NAMはナチのようなもので(「ナム」と「ナチ」は発音も似ている)、自分はハイデガーのよう…

近況アップデート纏め

東京の果てまで行ってカウンセリングを受けてきました。話題は十年前のこと以外あり得ませんでした。カウンセラーに話したこととは別に、帰り道に考えたことがあります。京都の大学院生の女性は、Qへの借りを返す方法を彼女なりに考え、死という結論に到達し…

近況アップデート纏め

おはようございます。友人の発言。「てめえは何もしないのに他人の行為を称賛するふうを装って、手柄顔で他人に向かって喧伝して説教をたれる。黙って自分(たち)でやればいいだけのことを後のりで利用してふきまくり、吹聴することじたいが目的となっている…

お喋り

です。http://www.ustream.tv/recorded/20580444

solo

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SAD, APD

私は自分が正気だと信じます。けれども、そのような自己認識に意味がないということもよく承知しています。 自分が考えてきたことになんの価値もなかった、とも思います。致し方がないことでしょう。無意味な生というものもある。 私は激甚な苦痛にただ耐え…

solo

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おはようございます。

おはようございます。恋愛に苦しむときは恋愛小説を読みます。ロラン・バルト『偶景』(沢崎浩平・萩谷芳子訳、みすず書房)、エルヴェ・ギベール『ヴァンサンに夢中』(佐宗鈴夫訳、集英社)を読みました。「一種の絶望感にとらわれて、泣きたくなった。も…

雑談

話題を変えることにしましょう。精神科医とカウンセラー(臨床心理士)について、というテーマで少し喋ってみましょうか。木村敏も書いているように、精神科医の多数派は生物学的精神病理学です。精神分析学派、現象学派はいまや絶滅危惧種です。著名な精神…

近況アップデート纏め

食事を済ませたしUstreamまですこし時間があるので、感想​めいたものを書いていくことにしましょうか。「そういうわけで、精神医学が真実か否かということは、私にはど​うでもよい。いずれにせよ、私が提出する問いはそういう問いでは​ない。医学の言うとこ…

お喋り

です。http://www.ustream.tv/recorded/20527460

Facebookへの書き込み、ふたつ。

苦労して抜粋したものについては、いろいろ考えるところや言いたいことがあるのですが、今時間がないので、また後ほど。一ついえば、フーコーと現象学(現存在分析)の関係というのは、ドゥルーズがいうほど簡単に割り切れるものではない、ということです。…

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抜き書き

ミシェル・フーコー + 渡辺守章『哲学の舞台』(朝日出版社、エピステーメー叢書)、p.19-20. そういうわけで、精神医学が真実か否かということは、私にはどうでもよい。いずれにせよ、私が提出する問いはそういう問いではない。医学の言うところが正しいか…

精神内界の光景

昨日紹介した《■トラウマを生きる〜身代わりの人格 その1【絵画によるメールカウンセリング】》ですが、内容は衝撃的です。《参考図書:解離の構造〜私の変容と<むすび>の治療論(柴山雅俊)》から引用した後に、メルマガの著者がコメントしていますが、…