漫画

蓋然性の恐怖

21世紀の幕開けは9.11で、それに呼応して批評空間webに掲載された柄谷行人『これは予言ではない』を読んで、藤子不二雄の『やすらぎの館』という恐怖短篇集に入っている短編のことを思い出した。その短編は、よく当たると評判の老いた占い師が主人公で、彼が…

病院の待合室で、ゴルゴ13。

最近読んで面白かったのは、いろいろな病院へ行って、待合室で読む漫画。ゴルゴ13が多いのだが、それが面白い。 ゴルゴ13はさいとう・たかを(http://www.saito-pro.co.jp/)名義になっているが、完全に分業制になっていて、シナリオは外注だし、もう随分昔…

デューク東郷

母が病院に行くと言い出しついていった。待合室で母を待つ間、置いてあった『ゴルゴ13』を読んだ。いつものアレなんだが、読み終えて殺伐とした気分になった。現代の戦争…。 それにしてもゴルゴ13ってすげー長寿連載だよな。 浦沢直樹の『YAWARA』もあったが…

ストップ!ひばりくん

久々に本を買おうかと思った。いや、思うだけで本当には買わないかもしれないが。『ストップ!ひばりくん』も私の愛読書の一つ。ゲイ雑誌ではヘテロ男子の妄想するオカマキャラ等と酷評されていたが、これはこれでいいのではないか、と私は思っていた。先ち…

資本論

一週間前フリーター労組の事務所で読んだ。派遣ユニオンももやいの湯浅誠さんも出てくる。漫画 資本論―俺たちの90日戦争作者: 阿部はるき,的場昭弘出版社/メーカー: サンガ発売日: 2009/11/26メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見…

宝箱

前田さんがスキャンして送ってくれた俺の大学一年生の時の漫画。

無意志的想起

子どもの頃読んだ、『なんか妖かい!?』という漫画。一つの挿話だけ妙に生き生きと覚えている。と或る中年サラリーマンが事故で亡くなるが、本人は自分が死んだことを理解できず、幽霊として彷徨う。主人公の男女二人組は彼に自分が死んだことを悟らせよう…

徹底解剖『パタリロ!』の魅力

『徹底解剖『パタリロ!』の魅力』という本をいつか出したいと思っている。 『パタリロ!』全巻を幾度となく読み返し、全て暗記しているというような人は、私くらいしかいないだろう。画風の変遷から、ストーリー的なもの、背景に至るまで、解説は私が適任者…

えええ『20世紀少年』世界的に人気なんだ

伏線張りまくって回収しない等のプロット上の破綻はみんな問わないんだろうか。唐沢寿明と常盤貴子がルーブル美術館「モナリザの間」で世界初の会見 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=583860&media_id=54

20世紀少年

『20世紀少年』は駄作?“天才”浦沢直樹はホントに面白いか http://www.cyzo.com/2007/10/post_82.htmlこれはぼくも疑問に感じていたこと。「たくさんの伏線をはって、一切回収していないという、浦沢作品のお約束のパターン」「収拾つかなくなって、広げた…

藤枝奈己絵『変わってるから困ってる』

チョーひさびさに本買った。一気に読んだ。面白かった。リアリティあり!藤枝奈己絵『変わってるから困ってる』変わってるから困ってる作者: 藤枝奈己絵出版社/メーカー: 青林工藝舎発売日: 2006/02/25メディア: コミック クリック: 6回この商品を含むブログ…

「MW-ムウ-」

以前手塚治虫「MW-ムウ-」読んだことあるんだけど、確か同性愛に関係ある内容だったと記憶している。読み返したいが、手元にない。ネタバレ有。ああ、思い出してきた・・・玉木宏が初の悪役、殺人鬼に!手塚治虫の衝撃作『MW-ムウ-』映画化! http://news.mi…

『変な学校』が面白い。

あかねで会った方が漫画家だった。ウェブに作品を発表しておられる。 http://go-go-average.sakura.ne.jp/ この中の『変な学校』という作品を今通読したが、非常に面白かった。皆さんにも一読を勧めます。

恋愛を学ぶ漫画

俺的ランキング 1位:魔夜峰央『パタリロ!』 2位:竹宮恵子『風と木の詩』 3位:大島弓子『バナナブレッドのプティング』恋の教科書1位『NANA』、「恋愛疑似体験したい」 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=496362&media_id=54

四丁目の夕日/山野一

バブル期に描かれたとは思えない「階級的」漫画。貧乏人と金持ちは違う人種であり、違った生を歩むべく定められている、そして、貧乏人は基本的に不安定な境遇にいるので、ちょっとしたひび割れがきっかけで生総体が崩壊に向かってしまう…。ちとステレオタイ…

タニケンに読ませてもらったが

ひたすら気持ち悪かった。☆3つ彼岸島(19) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 松本光司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/06メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る

これもタニケンさんから借りて読んだ

☆4つ茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))作者: 黒田硫黄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/07メディア: コミック購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (107件) を見る

タニケンさんから借りて読んだ

結構はまる。☆4つ月下の棋士 (11) (小学館文庫)作者: 能条純一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

浦沢直樹

しばらく漫画から遠ざかっていたが、初めてこれを読んだ時、久々に想像力をそそられる面白い作品が現れた、と興奮したのを覚えている。コミックスは購入せず、漫画喫茶などで読んでいたが、「ともだち」ネタを引っ張り過ぎて冗長になり、失敗していると感じ…