浦沢直樹
しばらく漫画から遠ざかっていたが、初めてこれを読んだ時、久々に想像力をそそられる面白い作品が現れた、と興奮したのを覚えている。コミックスは購入せず、漫画喫茶などで読んでいたが、「ともだち」ネタを引っ張り過ぎて冗長になり、失敗していると感じた。
20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: コミック
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この作品にも同様なことを感じる。冒頭はすごくいいんだけど、肝心の「謎」がお粗末な印象。
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/06
- メディア: コミック
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漫画という商業媒体では完結した形式感のある作品は描けないのだろうか? 私はそうは思わない。古典的な大漫画家達、手塚治虫、石ノ森章太郎、松本零士、永井豪、竹宮恵子、萩尾望都、大島弓子らは物語を「完結」させる術を知っていた。
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1996/12/01
- メディア: 文庫
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これもすごく良い物語なんだけど、長過ぎる、冗長、という感じがする。もっとうまく物語を終わらせられていたら、もっと素晴らしい名作になったろうにと思うのは欲張り過ぎ?
DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/04/02
- メディア: コミック
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この作品も発想は素晴らしいし、途中までは緊張感があるんだけど、Lが殺されて以後ダレた感がある。引き伸ばし過ぎというか…。惜しいですねぇ。映画は観てないっす。中国でも流行って、社会問題になっているみたいですネ。>デスノ