四丁目の夕日/山野一

バブル期に描かれたとは思えない「階級的」漫画。貧乏人と金持ちは違う人種であり、違った生を歩むべく定められている、そして、貧乏人は基本的に不安定な境遇にいるので、ちょっとしたひび割れがきっかけで生総体が崩壊に向かってしまう…。

ちとステレオタイプかとも思うが、不幸っぷりは凄まじい。事前にストーリーを知っていたので驚きはなかったが、プレカリ状態から脱することの困難を思い、我が身のことを思う。☆3つ

四丁目の夕日 (扶桑社文庫)

四丁目の夕日 (扶桑社文庫)