2012-07-09から1日間の記事一覧

プルードンとマルクス、『哲学の貧困』、『資本論』

マルクスのプルードン批判については賛否両論があり、マルクスが絶対の正義であるという教条的な意見から、マルクスはプルードンを誤解、曲解しているという弁護論まであるのだが、重要なのは、『哲学の貧困』の後に『資本論』が書かれたということ、そして…

"association", プルードンとマルクス

柄谷行人の『可能なるコミュニズム』、『トランスクリティーク』における類比、つまり、デカルト/ヒューム/カントを、「党」/アナーキズム/アソシエーショニズムに強引に結び付ける類比は余りにも乱暴で粗雑なのではないのか、と誰でも思うであろう。中央集…

"association"を考える

NAMは"associationism"を標榜していたわけだが、日本では、「連合主義」と訳されていた。が、「連合主義」の語感が古いという理由で、「アソシエーショニズム」とカナ書きされていたのである。それはどうでもいいことだが、"association"を根本に据える立場…

地域通貨を考える

大多数の人々は地域通貨に幻想を抱いていないどころか、興味もなく、さらに知りさえもしないので、私がいうことは無意味なのかもしれないが、私が2000年以降考えてきたことを少し纏めてみたい。まず、歴史を振り返るべきだが、日本の地域通貨ブームの火付け…