2012-02-26から1日間の記事一覧

近況アップデート

20世紀の思想はソシュールが考えた言語(ラング)というものを、ハイデガーの「存在」、フロイトの「無意識」のようなものとみなそうとしたわけですが、結局それは強引な解釈だったのではないでしょうか。けれども今も昔もそういう強引な解釈が(ソシュール…

お喋り

です。http://www.ustream.tv/recorded/20712202

ソシュール

少し考えましたが、ソシュールについて。私はよく知りませんが、miyaさんがいうことはもちろん、ソシュールを語る(彼の概念、たとえば「シニフィアン」「シニフィエ」を使う)多くの人が誤解しているんじゃないかと思います。構造主義者(レヴィ=ストロー…

ジャズ美学成立の困難

今考えているのは、ジャズの美学の成立の困難、ということです。 簡単にいえばアーカイヴの成立が困難だから、ジャズ美学も困難、ということです。 エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』のおしまいに、ドルフィーの肉声(英語)で、音楽というものは演…

近況アップデート

自分がそんなことを考えてもしょうがないとも思いますが、知的な誠実さとはなにかということもついつい考えてしまいます。カント学者の中島義道さんが『悪への自由』という新刊を出しましたが、その本に彼がラカン派の人々と一緒に勉強会をしたときのことが…

solo

solo

続き

適当に批判だけしておくのは良くないと考えて、Hamase Motohiko E.L.F Ensemble and Kikuchi Naruyoshi "The End of Legal Fiction" Live at JZ Bratのライナーノーツを細かく再読してみました。幾つか興味深いと思ったことがあるので、紹介しておきます。・…

いーぐる掲示板への投稿:合理的分析

「私はちょっと難しいと思います。」と言いましたが、ジャズを合理的に分析したり論じるのがまったく不可能だとは思いません。自分が知らないだけで、そうする方法があると思います。気になって調べてみたのですが、私がFacebookで後藤さんを最初に批判した2…

C3への応答

極論すれば今アマゾンで売ってる音楽の99.99パーセントはクラシックの理論の借用・変形・応用だ。 私もそう思う。西洋、西欧と無縁な音楽は例外でしょう。 純邦楽ですらそうです。津軽三味線の初代高橋竹山にせよ、彼は非常に勉強家で、クラシックを含…

近況アップデート

おはようございます。Oさんのコメント。「ジャズをめぐる言説批判は批評たりえてるとおもいますよ。もちろん音楽そのものを論じたら、おっしゃるようにフーコー、ドゥルーズが指摘したように、逃げになるのでしょうが、音楽をめぐる実在する論説を批評的に読…