2012-02-14から1日間の記事一覧

「ルイのこと」「ミシェルのこと、ルイのこと」

ミシェル・ロワ「ルイのこと」(市田良彦訳、『批評空間』誌第II期第10号)、p.82私たちの友愛の契約の、あるいは他のどんな名前で呼んでもかまわないものの中身は、二人ともつねに心得ていた。契約の文言は、必然の中に書き込まれていたから。あの日、エラ…

solo

@YouTube 動画をアップロードしました http://youtu.be/E1T13FqDTpQ?a solo

ガタリ、ジョゼフィーヌ、ネグリ、ドゥルーズ

フェリックス・ガタリ、粉川哲夫、杉村昌昭『政治から記号まで:思想の発生現場から』(インパクト出版会)、p.101-104.フェリックス・ガタリのあっけない死粉川 僕はいま、杉村さんと初めて会った頃とはだいぶ違ったことをやっています。ガタリの息子さんが…

小笠原晋也「ナルシシスムと主体の分裂」冒頭

小笠原晋也「ナルシシスムと主体の分裂」『imago』「特集=境界例」(1990年10月号、青土社)p.122-123人格障害に関して、ひとつの逸話を紹介することから始めましょう。或る新米の精神科医が、いわゆる境界例と診断され得るひとりの少女の治療を担当しまし…

アルチュセールの最後の書物からの抜粋

ルイ・アルチュセール『不確定な唯物論のために 哲学とマルクス主義についての対話』(フェルナンダ・ナバロ[聞き手]、山崎カヲル[訳]、大村書店)、p.63-64こうしたことから考えられるのは、世界と同じく古い──大地の友の会は、プラトンのイデアの友の会に…

朝の思索

皆様おはようございます。御元気でしょうか。 朝日新聞の朝刊の広告欄で何冊か本をチェックしました。梶田叡一・溝上信一編『自己の心理学を学ぶ人のために』(世界思想社)、並木浩一・荒井章三編『旧約聖書を学ぶ人のために』(世界思想社)、石川真作・渋…