近況アップデート

RCAに復帰してからの、つまり、何度目かの隠退から復帰してからのホロヴィッツが時に荒っぽいというのは、『ホロヴィッツ・プレイズ・リスト』に入っているリストのピアノ・ソナタの演奏などについてそういえるでしょう。他にもあります。リストのピアノ・ソナタについていえば、ホロヴィッツの若い頃、1930年代の録音が、彼が死んだ時に発売された音源である『ホロヴィッツ・イン・メモリアル』に入っていますが、録音の音質はともかく演奏としてはそちらのほうがいいと思います。