近況アップデート

ホロヴィッツといえば『ラスト・レコーディング』を聴くつもりですが(私は発売されたときに購入してよく聴いていたと思います)、音楽的、技巧的にどうこういうものではないのですが、どことなく静謐な感じで好きです。70年代以降のホロヴィッツは好調、不調の波が激しいというか、時に非常に荒っぽくなってしまうということがありました。歳を取ったのですから仕方なかったのでしょうが、68年までのホロヴィッツは完璧、パーフェクトであったわけです。だからついつい比べてしまいます。とはいえ、最後の録音には荒っぽさはありません。