考察

孤立した個人と「自由」な選択

選挙の問題と繋がらないと思われるかもしれないが、私が申し上げたかったのはこういうことである。最初から特定の政党の党員になっていたり、熱心な支持者である人々はもう、何処の党に投票するかという選択は終わっている。しかしながら、そうではない人々…

organisationの諸相

私が社会学を学んだことがないということをお断りしておくが、個々人が社会的にどう組織化されているのかということを考えていこうと思う。まず、誰にとっても家族があるというのは自明である。それから、学校、工場(20世紀の先進地域では企業)、軍隊(日…

政治とマーケティング、続き。選挙に行こう!という運動について。

昔Chance!周辺の人々が、「選ぶ楽しみ落とす楽しみ」という投票率を上げる運動をやっていた。それはそれで結構なことだと思うが、みんなが選挙に行っても自民党に投票するならば無意味で逆効果である。それは暗黙に、革新政党に投票して欲しいという要請なの…

「B層」を巡って:政治とマーケティング

竹中平蔵以来、通常は揶揄的な仕方で「B層」が話題にされることが多いが、その意味(定義)を私は正確には知らない。ただ、統治権力者側の人間が、広告とかマーケティングの手法で操作できる膨大な数の人々がいる、とみなしているということだけは分かる。そ…