雑感

身体の苦痛が激しいが、薬物、薬剤などの治療法が存在していないのはよく承知している。精神科では2001年以来十年以上もの間、ありとあらゆる薬を試したが、効果はなかったのだし、身体の薬も全く何もない。整体などの東洋的、或いは代替的な医療も無意味で無効である。音楽を少し聴いたり彼氏と話しても気晴らしでしかなく、月に一度カウンセラーに会うのも気休め、ただの慰めである。

そうすると、私が何をしているのかといえば、2Fの自室の窓から外の景色を30秒間眺める、ということである。そこにあるのは、当然のことながら、数十年間よく知っている光景なのだが、少し風が吹いて涼しいし、そういうものに身を委ねていると少し楽しい。そして日本茶を飲む。

何か薬があるとすれば、鎮痛剤、麻酔などの対症療法的なものしかないと思うが、そういうものを求めて病院に行くのは億劫である。