dream / daydream / nightmare

疲れたので少し横になると、幾つか夢を見たが、中間の夢を忘れてしまい、今憶えているのは、最初の夢と最後の夢だけである。最初の夢のなかで、脱原発か何かを理由に、私は20-30名くらいの人々と一緒に外を更新していた。我々以外には人通りのない県道のような場所である。その行進の列の先頭には田口さんがいたが、夢のなかの私は、何か「知識」を巡って複雑な葛藤を抱いているようだったが、それをはっきりした言葉で表現することが出来なくて、ただ黙って歩いていた、ということであったようである。

それから場面が変わって、別の夢になったが、それについては思い出せない。憶えているのは、もしかしたら第三の夢、最後の夢についてである。実在しないか、或いは、実在するとしても、実際に訪れたことはないのだが、先祖、特に私が生まれたときに丁度亡くなった祖父が眠っている墓の前に一人で立っていた。墓地には私以外誰もいなかった。私はその夢の墓の前で、どういうわけか、「近代人」として「合理的」に、死者が幽霊、亡霊、怨霊などとして還ってくるとか、祟るとか、我々に危害を加える、などといったことは絶対にないのだ、と考えていた。そして、自分には手を合わせて祈り、祖父を供養するしかできない、と思って、実際にそうしたが、ところがその瞬間、いきなり、死者が呪いを掛けてきて、身体が激痛に襲われ、私は叫び声を挙げた。そしてそこで、目が醒めた。