牽強付会

ウェザー・リポートの真実』は未読ですが、高橋悠治坂本龍一とか、キース・ジャレットジョー・ザヴィヌルというのは牽強付会ですよね。高橋悠治はジャズを強く批判し続けているし、坂本龍一も若い頃渡辺香津美のアルバムに参加したことはあっても、ジャズのセッションを本格的にやったのは最近のNHK教育の『スコラ:音楽の学校』でのセッションが初体験だったそうです。それに、高橋悠治から坂本龍一の影響関係といっても、二人で『新ウィーン楽派ピアノ曲集』を出していたり(四手の曲に坂本龍一が加わります)、『長電話』という対談?を出したりというだけでしょう。坂本龍一のあれこれの映画音楽に高橋悠治の影を見て取ることはどうしてもできないと思います。