近況アップデート

撮影は終わり映画の人は帰りました。少し考えたのは、柳原さんに判断ミスがあったのではないかということです。それはこういうことです。2003年に柳原さんは、恐らく中島さんという中部の人(学校教員だったと思います)から柳原さんに漏洩されたlets_think MLの一部を私に渡しました。柳原さんは、柄谷さん親子の言動にもついていけなかったが、自分には西部さんらの非人間性が絶対に許せないと言いました。彼の表現では、西部さんらには「100回死んでもらってもまだ足りないくらいだ」とそこまで書いたのです。柳原さんはlets_think MLの柄谷行人やNAM全般の悪口を読んでそこまで怒ったのだということです。柳原さんは添付ファイルで私にそれを送り、攝津さんだけに留めておいてくださいと言いました。そうすることで私の柄谷さんやNAM代表団(当時は「NAM資産管理委員会」になっていました)への怒りを西部さんやQに向けさせようとしたのです。それは柳原さんの思う通りの結果になったでしょう。柳原さんに唯一誤算があったとすれば、私が黙っていろなどと言われて黙るような人間ではないということです。

柳原さんは事実誤認と欺瞞に満ちた「Qは二度死ななければならない」を書いてQ会員に公表したとき既に、中島さんから漏洩された情報を得ていたのです。だから西部さんが非人間的であったからQは死んでしまったのだということをそれこそ法律家として、弁護士としての職業倫理と名誉に賭けて宣誓したうえで証言するというようなことをしたのです。けれども彼は彼を動かした真の動機、つまりlets_think MLの内容を隠していました。それは彼のNAM副代表としての、また弁護士としての立場を考慮したからです。

けれども私は柳原さんとは違い、守るものが何もなかったので、柳原さんからの情報を伏せる必要などまるで感じませんでした。だからそれをそれこそ全世界に公開してしまい、西部さんらを糾弾し、そして柳原さんのことも、あなたはこれを知っていながらどうして隠していたのか、と激しく責めました。柳原さんは自分には立場があっただとかいろいろ言い訳をしましたが、そのような言い訳を聞き入れたり彼を許すことはできませんでした。