野宿者、障害者、ひきこもり・ニート、外国人、子供

野宿者、障害者、ひきこもり・ニート、外国人、子供などは地域通貨を使えるだろうか。円なら、それを使うものが何歳であろうが、それは問わない。子供が知恵の足りなさから分不相応に高価な買い物をしてしまったら、親はその契約を取り消す権利があるのだとしても。煙草を買いにお使いに行く子供を例に考えれば良い。
野宿者は、国民通貨がなくて野宿生活をしている人である。彼・彼女らが地域通貨を使えれば、どんなに良いであろう。だが、野宿者が使える地域通貨というのは、私は聞いたことがない。
障害者にも、身体障害者精神障害者知的障害者といるが、特に「労働力商品として自らを売る」のに不自由していると考えられる。LETSでは、市場原理主義でも福祉主義でもない、LETS市場主義を採用するから、資本制経済の中で居場所がない人でも、潜在能力ややれることは必ずあるのだという思想に立つ。実は、近代の経済学では、既にリカードがそのような考えを出していたが、地域通貨は、資本制から外れた人にも「無用の人はいない」という原則を適用するのである。
ひきこもり・ニート地域通貨を発行したり、使えれば、どんなに良いだろう。治療現場で、治療的な活用が期待される。
一旦、ここで送る。