宿命の受容の両義性

ネオリベにおいて生がどのように変容していくか、を書いた本。「宿命的自殺」の両義性についての記述に惹かれた。ネオリベ的状況下において、アンダークラスの条件に置かれた者らにとって、「宿命」概念を受け容れることが両義性を持つという主張には頷ける。現代におけるサバイバルの方法について知りたいと思っていた私には、眼から鱗の面が多々あった。