【あかね】4/5(水)19:00〜「反戦、反グロ、DIY!──“自分(たち)でやる”ことのポリティクス──」

攝津です。来週の水曜日に、早稲田のフリースペース「あかね」にて、反戦運動等で活躍されているnoizさんをお招きして、以下のようなワークショップ企画を催します。多数の方のご参加をお願いいたします。

●日時:2006年4月5日(水)19:00-23:00

●場所:交流イベントスペースあかね
地下鉄東西線早稲田駅下車、徒歩3分)
http://akane.e-city.tv/
03−5292−1877

●料金:無料(チャージ200円、他飲み物・食べ物等注文をお願いします。)

(講師プロフィール)

noiz(のいず)…
01年、韓国で反徴兵を宣言して国家に追い詰められたアナキスト・ブンブンの支援で「社会」復帰。以後、微力ながら、海外派兵をやめろ!戦争抵抗者の会やACA(活動停止中)などへの参加を通じて、反戦運動、反グローバル化運動に関わる一方、DIYパンクの活動にも携わる。

(ワークショップ内容)

反戦、反グロ、DIY
 ──“自分(たち)でやる”ことのポリティクス──」

 戦争。それは対岸の火事ではありえない。私たちの生活もろとも破壊するごとき勢いの、この醜い〈戦争=資本〉の行き方に待ったをかけようとすれば、たちどころに監獄行きという状況があらわれつつある。抗議の声をあげ続け、ふと気がつけば、戦争の受益者たちとその先兵に包囲されているという事態。ただ生きようとして戦争に反対し、背後で蠢動しているグローバル資本の横暴を見たような気がしてはじめて気付く。自己決定という事柄はまるきりフィクションなのだと。
 いま私たちにできることはほとんど何もない。何も阻止できないし、何も決められないし、あらかじめすべてを奪われているかのようだ。〈自立〉という言葉は、「勝手に生きろ、さもなくば死んでしまえ」という権力者たちの「野蛮」な〈自己責任〉言説によって盗奪され、搾取され、さらに「〈戦争=資本〉のための生」が、さも唯一の選択肢であるかのように目の前にだらりとぶら下げられている。誰にも止められない戦争は私たちの生活そのものであり、〈グローバル化〉する巨大資本が人間を嘲笑しながら生を収奪し搾取する事態がそこに直結する。この連続ワークショップが指呼するように、私たちの生はまさに「死屍累々のサバイバル」だ。
 それでもなお、〈戦争反対〉だ、〈反戦=反グロ〉だと呼号するのなら、私たちのとるべき方図は〈自分(たち)でやる〉ことの方にしかない。誰にも預託しない。あるいは奪われたものを取り戻そうと試みる。それは私たちがただ生きようとするうえで係るあらゆる領域において必要となる、実践の倫理なのだと思う。誰のためにでもなく、自分のために、自分でやることをやろう。やれない要因と格闘しよう。──これがDIY反戦派からの挨拶です。

 さて、看板では大層なことを掲げていますが、ようは生活・労働・遊び・勉学・運動・その他すべての実践の局面でコアになるはずの、DIY=“自分(たち)でやる”というごくごく当たり前のことについて、改めてそれがいったい何であるのか、どういう意味を持つのかについて皆さんとともに考えてみたいだけなのです。当日はワークショップになるかどうかも怪しいもんですが、もう少しだけましに生きようとたくらんでいる人間と「通交」していただければ幸甚の至り。from Do-It-Yourself to ××!