2014-03-18から1日間の記事一覧

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

土曜日に石原慎太郎の『秘祭』を読んだ。いまYouTubeでマーラーの3番を聴きながら、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ。次に鹿島田真希『冥土めぐり』を、さらにその次に村上春樹『1Q84』を読むつもりだ。小説は小説である。…

冥土めぐり

『冥土めぐり』を読むが、題名から想像したような作品ではなかった。主人公の女性の皮肉な眼差しと虚栄的な母と弟の肖像が面白かったが、私自身も虚栄的である。『1Q84』に手を伸ばし少し読み始めるが、一度に小説を読み過ぎだ、未消化になってしまう、と思…

巡礼の年

私自身が『巡礼の年』を初めて聴いたのは中学生の頃で、そのなかのどの曲だか忘れたが、ヴェネツィアだったか……。その頃ちょうどピアニストのホロヴィッツが亡くなって、追悼盤として1965年から68年に掛けてのカーネギー・ホールでのライヴからのセレクショ…