日常の日乗

2014年8月16日(土)

昨晩はアルゲリッチクレーメルマイスキーによるショスタコーヴィチピアノ三重奏曲第2番ホ短調作品67、チャイコフスキーピアノ三重奏曲イ短調作品50《ある偉大な芸術家の思い出のために》、タンゴ・パセティックのカップリングのCDを聴きながら就寝。先程目醒めてブレンデルのリスト後期ピアノ作品集を掛ける。今日はてらおストアに買い物と夕方に少々仕事。できればDVDも視聴して返して新しいのを借りてきたいが。それからまた、何を読もうかなーと考えたり。別にネタにしているとかバカにしているとかではなく、昨晩は小林多喜二の短篇でちょっと可笑しいというか笑える箇所を発見した。大体神聖視し過ぎでしょ。小林の対極の世界だが、最近たまにフィリップ・ロス『いつわり』(宮本陽一郎訳、集英社)を読み返す。

昨日は終戦記念日だったし、戦争にまつわる本でもあれこれ読み返そうと思って事実出してもきたが、気乗りがしなかった。真面目なというか、ディーセントなというか、倫理的な感性や意志、思想・信条、信念、価値観などを全く欠くらしい。構わないと思うが。世の中というのはそんな大して大事件は起きちゃいないんですよ。そういうふうに宣伝というか煽動したがる連中を無視することにしたらね。私はオポチュニスト、日和見主義……というのは状況次第で態度を適当に変えるという意味の政治用語だと思ったから妥当ではないが、そうではなくて生活保守、自分の私的生活、個人生活だけを大事に守っているエゴイスト?

何とも矮小で呆れるほど退屈だと思ったが、世の中と接点はないし、そうしてなくていいのだと思う。Twitterを眺めると、昨日15日は高円寺で福島みずほ氏が憲法バーのママをやり、雨宮処凛氏がやってきたとか。靖国神社に例年通り軍人コスプレの集団がやってきたのみならず、ダッチワイフを持ち込んだひともいたとか。Twitterセクシュアルマイノリティ×ひきこもり状態(おがたけ氏)やクーコ氏たちは「ヤスクニ・ジャズ」で盛り上がっている。私はそういうものを横目で眺めて、そうして避けて、自分自身だけの世界に向かう。内面とか内部とか……いや、そういうものがあるとかないとかいうくだらないポストモダンはもういいんだ。

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