小噺STAP細胞

「STAP細胞どう思う❓」
「若返りたいなんて思うのは年寄りだけですよ」
「若いくせに含蓄のあ……いや、なんかエラソーだな❓」
「水に流しましょっか❓」
「流さんでいい」
「〆ちゃいましょっか❓」
「そりもせんでいい」
「〆てから流すって合わせ技でどうでしょう❓」

「お前あのなー……。いま、若いヤツだって必ず歳は取るんだぞ❓」
「（『ウカレレ』を聴き始める）」
「は❓」
「（『パタリロ！』を読み始める）」
「は❓❓❓」
「ミーちゃんは永遠の27歳なんですよ」
「またそんな誰も知らんよーな……」
「コケちゃいました✨」

「それ華原朋美が手首切ったときの言い訳な」
「オッさんそんなことばっかゆってるからロートルって笑われちゃうんですよ❓」
「そうか？」
「オッさん傷付いた自意識に直に手を触れず、ギャグやジョークというオブラートにくるんでそっとアプローチするフリをして……」
「ふむふむ」
「……傷口に思いっきり塩をすり込んでますよね？」
「お前一言多いってよく言われないか❓」
「余裕なき余裕派っつーか」
「ぉぃぉぃ人の話聞いてんのかよ❓」
「ココロの余裕とか経済的余裕とか」
「だからねー 」
「若者の特権ッ❗️ そりは……」
「なんなんだ❓」

「敬老」

「えっ」