雑感

台風は去り、暴風雨も止んだ。雲は多いが風も涼しいし、散歩して來た。自宅を出てその斜め左、TSUTAYAの隣りのウエルシア薬局で煙草を買う。僕は喫煙者ではないので両親の為めである。さうしてそのまま県道を三咲の方に歩く。5、6分も歩くとT字路に突き当たるが、そこにたまに行くカドラーメンがあるが、見たら休みだった。きっと台風の影響であろう。そのT字路を右折してやはり5分程歩くと新京成電鉄三咲駅である。そこを通過してからリブレ京成で今晩のおかずを購入。無料のお茶も一服。ぐるっと廻って再びウエルシアで蚊取り線香を購入。帰宅する途中TSUTAYAの前で御近所の御婦人とばったり会い、10分くらい談笑。今しがた帰りついた。今朝だったか昨晩だったか、Charles Mingus "Changes One"を聴いていた。散歩しながらCDウォークマンSonny Rollins "Way Out West"を聴く。ぐるッと散歩するうちに一枚聴き終わって、今自室でシューベルトの歌曲集を聴いている。会員さんから戴いた今度のCDラジカセは中々調子がよろしい。音樂を日々愉しめて僕は非常に幸せである。シューベルトの歌曲集は以前CDレンタルで借りてCD-Rに焼いたものだが、どうもそのとき歌手名などをメモするのを忘れてしまったようで、誰が歌っているのか残念ながら分からない。今2曲目か3曲目で《アヴェ・マリア》が流れたが、いい音樂だ。ピアノを弾こうかと思ったが、歩いて少々疲れたので休んでからにしようと思った。7時を廻ったら、今日は台風のためシャッターは開けていないが、店の鍵を閉めに行くので、そのときついでで構わないだろう。

先程引用しようと思ったが適当な箇所が見当たらずやめたのは埴谷雄高の『死霊』だった。いわゆる《自同律の不快》について抜粋しようと思ったのだが。讀書といっても中々余り丁寧には讀んでいないのだが、以前から申し上げているように、カミュの『ペスト』及び井伏鱒二の『黒い雨』を再讀しようと思っている。僕はヒューマニズム文學は嫌いなのだが、ヒューマニズムがどうこうということではなくて。さうしてそういうことを申し上げると誤解されそうだが、申し上げるまでもなく、原発事故以後の放射能汚染・拡散・被曝が広島への原爆投下の後の黒い雨であるとか、またはペストの流行に似ているなどと申し上げたいわけでは全くない。そこは勘違いというか早とちりしないでいただきたいのだが、もし、そういう短絡を生むとすれば、端的に《文學的》認識なるものは厄介だというだけである。