エヴァンスを聴く

いやはや、午前1時からずっと起きているし、今日もあれこれ本当に厭なことばかりあったから……。だから体調が悪いが、とりあえず冷水シャワーを浴びてみた。そして冷房に当たって。ビル・エヴァンスの『シンス・ウィ・メット』を聴いている。実に美しい音楽だし、美しい音楽を聴くのは実にいいことだ。「唯一」いいことだとも申し上げたくなる。

Facebookが中心だが、ネットを覗くともう堪え難いほどうんざりするが、活動家の意見を読むからだが……だとすると、何かが根本的に間違っている。通常世間では、政治的関心や社会的関心を持つべきだとされているが、僕はどうも違うと思う。政治や運動が好きなのでなければ、する必要がない気苦労を背負い込むだけだ。基本的に市民参加の民主主義もいいのか悪いのか分からないが、世の中にちょっと興味関心を持っても必ずロクなことにならないというのが僕の経験則だ。ま、個人の意見だし、皆さんは違うかもしれないが。僕はそう思っているという意味です。

さて、やはり数時間Facebookに自分の意見を纏めて述べたのだが、しかし、何を書いたのだか……。うっすらとは覚えているが、再構成するのは容易ではない。だが、恐らく何度書いても不変だが。頑固な意見があるのです。ややこしいことは全部抜きにして簡単に要点と結論だけ申し上げれば、3.11以降皆さんは一体どうしてしまったんでしょうかね? ちょっとどうかと思う御意見ばかりだ。震災と原発事故は端的に不幸であり、エコロジストだろうとチェルノブイリ以来の反原発脱原発であれ、誰にとっても機会・好機・チャンスであったはずがない。むしろとんでもないことになってきている。しばしばピンチをチャンスに転化せよなどと言われるが、恐らくは逆もまた真なのだ。一見チャンスに見えるものは、たぶん、とんでもなく深い危機なのです。僕はそう思う。