ジュニア・マンス・トリオ/朝日のようにさわやかに

午前4時には目が醒めているが、以後2時間くらい書籍とCDの整理をしていた。今日聴くべきもの、読むべきものをあれこれチョイスしていたが、何というか、まあ新しいものをというよりはこれまで好きだったものを再読する感じだろうか。漱石の『こころ』とかカミュの『異邦人』とかである。小説、虚構だから当たり前ではあるが、それらには一読して、というか何度読んでも不可解なところが残る。「先生」の「明治の精神に殉死する」という自殺であるとかムルソーの殺人などである。それは心理的にとか、または感情移入(共感)によってとかいう仕方では分からないものだとは思うが、最初に読んだときから今までずっと印象に残っているのである。

音楽はジュニア・マンス・トリオ Junior Mance Trioにしてみた。『朝日のようにさわやかに Softly As In A Morning Sunrise』。ボビー・ティモンズアート・ブレイキージャズ・メッセンジャーズの『モーニン Moanin'』について、それは「朝」ではなく「うめき」なのだとよく注意されるが、こちらはa Morning Sunriseなので安心だ。しかも「さわやか(Softly)でさえある。早朝に相応しい音楽だといえよう。

と思うのだが、どういうわけなのか積み上げた本が崩れ落ちてきて、またしても整理をやり直さなければならない。それが済んだらシャワーかな。そして昼の13時ちょっと前に家を出る。

朝日のようにさわやかに

朝日のようにさわやかに