外国人

ジュリア・クリステヴァ著『外国人 我らの内なるもの』(池田和子訳、法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス 313)を読み返す。レイシズムの排外主義デモに直接どうこうしようというつもりは一切なく、読書以外興味がない僕である。大変申し訳ありませんけどね。ということについて、TLに溢れ返る道徳主義や政治主義は一切拒絶させていただいている。例えば、こういうことを云う連中がいる。自分自身も在特会になり得る可能性を直視している人々はカウンターアクションに出向いている。そう思わない人々は揶揄しているだけ。人間、自らの内なる矛盾や葛藤を見詰めるのをやめたらおしまいだ、というのだが、ふざけるな。何をバカなことを云ってるんだ。おしまいなのはあんた一人だよ。と申し上げたくなる。口が悪くて申し訳ないけれども、僕はこの類いのちょっと反省しています的な言説、御意見が最も嫌いである。そう思うならば、お前は思うようにすればいいだろう。だが、俺がそうしないのは俺の勝手だ。当たり前のことだ。そんなことも分からないのか? それをバカ野郎と申し上げているのだ。

L'Etrangers a Nous-Memes

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