攝津正の小噺天国

【LINEでネット友達とチャット】
「彼氏が情緒不安定で」
「それをオレに相談すんなよ?」
「言葉の暴力が」
「だから、それをオレに」

「えっ」

【深夜、誰もいない墓地にただ独り佇んで】
私「この人たちに人格あるのかね?」
幽霊「あったら怖いだろう」

「えっ」

【元総裁御臨終】
谷垣禎一「谷垣死すとも自民は死せず」
私「死んでくれていいよ」

「ふはぎゃ」

【半額を求める旅】
昼寝から起きて、母親と二人で三咲の踏切を越えた処にあるラーメン屋に半額の担々麺を食べに行ってきた。時間が11時から11時半までと限られているが、ぎりぎりで滑り込んだ。だが、店のドアに、「誠に申し訳ありませんが、担々麺半額は3月30日をもって終了します」と貼り紙がしてあった。僕は「うむ…」と呟いて店内に入り、母親と二人で担々麺と餃子を食べた。

食べ終えて、近くのリブレ京成三咲店で鶏の皮だけ買って帰る。店内での会話。

母「プーアル茶っていえば、九州で薬剤師の会員さんが、減肥効果があってダイエットにいいって教えてくれて」
私「ヤクザ医師って、何?」

「は?」

買い物を終えて僕だけ店の外に出るが、リブレの前にあるふなびき皮膚科から、昼休みなのか、私服姿のふなびき先生がこちらへと小走りでやってきた。

私「ヤクザ医師ならぬヤブ医者のふなびき先生ですね? まだ、死んでなかったんですか?」
ふなびき先生「いったいなんなんだキミは!?」
私「アフリカ象が好きな者です」

「えっ」

そして、何事もない地元の街の平和な光景を眺め、静寂を楽しみながらのんびり家まで帰ってきた。