彼が愛した彼方

お題は「彼が愛した彼方」だが、「彼が愛した彼」だったらね。分かるのだが。 それはそうと、冷たい雨が降るが、友人のピアニストのReiさんを待っている。16時過ぎにはいらっしゃるはずなのだが、まだ見えていない。 ウエルシアでポテトチップスの期間限定幸せバター味を買ってきて、今食べ終わった。美味しい。Jangoでバド・パウエルのチャンネルを聴いているが、今流れているのは、セロニアス・モンクの「ストレート、ノー・チェイサー」である。 無駄なお金を使わずに、ひたすら毎日のんびりと。 実現すべき何ものもなく。目的も目標も希望もなく。ただ疲労して、日々を過ごしている。ぼくはもう中年なのである。もうじき40にもなるが、有意義なことは、実に全く何一つやらなかった。今後もやらないだろう。怠惰な豚である、 他人のために働かなかった。今後も働かない。それだけのことである。地域にひきこもって優雅に暮らしている。現実と称されるものを、一切無視して。ほとんど人には会わない。無為である。 退屈極まりない。何も起きない毎日。 興味を感じることが一切何もない。 暇過ぎる。だが、この退屈が好きだ。これ以外の生活は考えられない。実に無意味な生存だ。 歴史の流れに、きっぱりと背を向けて。