広告を考える

ポスティングから帰ったが、200枚程度のチラシはすぐに配り終えてしまった。私はかつて、明光義塾に勤務していた頃によくポスティングをやらされたが、その経験からいえば、数百枚程度のチラシ入れをしたところで、無効である。広告宣伝というものは、この船橋でいっても、2000枚とか3000枚以上の規模を撒き続けなければならず、そうしてみたところで、効果があるかどうかは不明なのである。

我々はチラシの原稿を作成したら、基本的には自宅の前のTSUTAYAでコピーするが、これは一枚5円であり、通常の10円の半額である。そうはいっても、これでもまだ高く、仮に印刷に頼めば、一枚2円以下でできるはずである。印刷所に頼まないのは、それは5000枚とか10000枚くらい同時に頼まなければならず、その予算がないからである。

そういう意味では、我々のような零細自営業者よりも、明光義塾のような企業のほうが遥かに有利だが、それは広告宣伝に一定規模の予算を掛けることが可能だ、ということである。Wordで打っただけの味も素っ気もないチラシではなく、カラフルな写真が載ったチラシを大量に作成できるし、しかもそれを人件費を使って配らせることができるのである。他方、我々が自分の塾やカラオケ教室のチラシを配っても、自分の人件費など計上していないのはいうまでもない。

それから、インターネットにしても、ビジネス、商用の利用にはそれなりの金銭を掛けなければ有意味なものはできない。それはWebデザインというような基本からそうだし、また、Facebookページにしても立派なものを作りたければお金が掛かるであろう。

とにかく、貧乏人には生きにくい世の中になっているのである。そういうものだ。