船橋は夜の二時

2012年9月24日(月)。『こわい話:凍死するほど寒いギャグ』と申し上げても、それほど「こわい」話も思い付かないのだが。ただ、私は、子供の頃から怪談が好きだった。そういう漫画、映画、小説なども沢山読んでいたし、オカルトにも興味があり、『ムー』を読んでいた。様々なことも試してみたが、とりたてて不思議な体験はそれほどなかった。幽霊を見たことならばある。幻覚かどうかは知らないが。

別に「こわくない」話だが、昨日でいえばこういうことが気になった。昔、フジテレビで『ウゴウゴルーガ』という子供向けの番組があったが、糸井重里とか谷川俊太郎などが出演していたと思う。私はために観ていたが、それにウーガちゃんとして出演していた少女が成人しており、テレビに出ていた。彼女の想い出話では、高いときには、一回の番組出演で500万円受け取っていたそうだ。

500万円といえば、TwitterでRTされてきた書き込みを読んだが、よく飲み屋などで年収500万円以下と思われる労働者が、年金生活の高齢者や生活保護受給者を罵倒したり見下している、という話である。その労働者(中年男性だと思うが)というのは、「年収」500万円以下である。ところが、ルーガちゃんは30分とかせいぜい1時間で500万円稼ぐわけである。それはちょっと残酷な違いだが、まさにそれが資本主義経済というものであろう。

こういう話が別に面白い怪談ではない、ということくらいは私も承知しているが、もし500万円支払ってくれるのならば、喜んで『ウゴウゴルーガ』に出てもいい、とか、自分もワンレッスン500万円に値上げしてみようか、ということは考えた。