悪夢のかたち

ベッドに横になって2時間程で、悪夢にうなされて目醒めた。それからずっと起きていたが、今までぼんやりしていた。

どういう夢を見たのかといえば、こういう夢である。夢のなかで、私は、二和向台の商店街を歩いている。私は一人であり、人通りはない。ところが、T字路に到達する手前で、空腹のためなのか、幾ら努力しても足が前に進まなくなってしまう。少しすると、視界が真っ暗になり、私は、自分はこのまま死ぬのだろうか、と思いながら、成り行きを見詰めている。少しの苦痛もないが、脳の血管が切れているのかもしれない、と思う。頭のどこかが、ぷつりと何かが切れたような音が聞こえる。だが、私は死んでいなかった。

次から次に不思議な夢を見続けていた。