われらが無(ナーダ)を無(ナーダ)にするごとく…

われらが無(ナーダ)を無(ナーダ)にするごとく、われらの無(ナーダ)を無(ナーダ)にさせ給え。われらを無(ナーダ)のなかに無(ナーダ)にすることなく、無(ナーダ)より救い給え。かくて無(ナーダ)……(開高健『夜と陽炎(耳の物語、第2巻)』新潮文庫、p.243)

夜と陽炎―耳の物語** (新潮文庫)

夜と陽炎―耳の物語** (新潮文庫)