松本茜『フィニアスに恋して〜10代最初で最後の録音〜』(Savoy)

松本茜トリオ:松本茜(piano)、山下弘治(bass)、正清泉(drums)。
惹句にはこうある。「ジャズ界注目! 二十歳の現役大学生ピアニスト、デビュー! アート・テイタム〜フィニアス・ニューボーンJr.の系譜を受け継ぎつつ、スマートなピアニズムに進化したニュー・スウィンギン・バッパーの登場!」
曲目は、

  1. スピーク・ロウ
  2. ストーリー
  3. ブロードウェイ
  4. スーン
  5. シュガー・レイ
  6. オール・ザ・シングス・ユー・アー
  7. ハーフ・ブラッド

となっている。

フィニアスに恋して~10代で最初で最後のレコーディング~

フィニアスに恋して~10代で最初で最後のレコーディング~

↓も聴きたいが、お金が…。

クリスマスPOP JAZZ

クリスマスPOP JAZZ

話を『フィニアスに恋して』に戻すと、これから『プレイング・ニューヨーク』に至る松本茜のjazz pianoは、Art Tatum, Oscar Peterson, Bud Powell, Phineas Newborn,Jr.の影響を感じさせるがオリジナルなものだ。『フィニアスに恋して』というから特にPhineas的なのかというとそうではなく、OscarやBud等の影響も強く感じさせる。特に『プレイング・ニューヨーク』冒頭の曲は良い。自分は好きである。