bcxxxさんへの応答

bcxxxさんから、昨日の文章について、以下を踏まえて再考して欲しいと要請がありました。
http://togetter.com/li/162706
http://togetter.com/li/162721
それに対して自分がTwitter上でなした応答は次のものです。
bcxxxさん、おはようございます(^^; 寒いですが風邪などお召しになっていませんか。二つのtogetter拝読いたしました。bcxxxさんのような感性なり思想があるのを、私は否定しません。しかし、私はそれと同じではありません。自分は反日ではありませんが、愛国でもありません。言うならば愛国心ではなく愛郷心ということだと思います。だから自分は、自分は「二和向台の人」だと強調しています。もう一つの違和感は、東西冷戦とともに左翼ないしイデオロギー一般の意味がなくなったという論点です。自分はそうは思っていません。むしろ逆だと思っています。それまで「東西」冷戦のヴェールに覆い隠されてきた南北問題が一気に全面化、前景化という印象です。だから左翼なりイデオロギーを正義を求める立場だと理解すれば、その意義は薄れていないと思います。ただ、いつまでもマルクスetc.の解釈學やっていてもしょうがない、とは思うのですが。それと「世界同時革命」とか或いは「世界共和国へ」というのも、非常に遠い道のりだと思います。しかし、資本主義が資本主義である限り解決できない深刻な問題も多々あるとは認識しています。
幾つか補足と注解と展開をしておこうと思います。
先ず愛国心愛郷心を分けるというのは伝統的な理に適った区別だと思います。戦争においてはお国のために死ぬことや他者を殺すことを命令してくる「国家」を愛するのではなく、自分が住まい生活を営んでいる「地域」(ふるさと)を愛するということ。そして自分が後者を選択するというのは特に問題ないと思います。
bcxxxさんが、「愛国心」と語るとき、日本という国家への愛なのか、「国民」への愛なのかよくわかりません。尤も私は、国家への愛だからアプリオリに悪いとか、国民への愛なら問題ないと思っているわけではないです。日本を愛するというとき、そこには日本政府なども含まれるのか。自分は菅直人前首相の脱原発依存路線を評価しますが、しかし、日本「政府」を愛しているとはいえません。むしろ国家や政府には批判的です。但し(誤解があるといけないので言い添えますが)極左的スタンスとか自己正当化のために国家批判しているわけではないですよ。ありとあらゆる国家権力の廃絶というアナーキズムコミュニズム問わぬ左翼の理念がまだ有効であり生きていると思っているから、ということです。勿論それは理念であり、直ちに実行できるようなことではないのも自明です。そのようなことは了解しています。
他にも書こうと思っていたことがあったのですが、忘れてしまいました(笑)。なのでそれは追い追い追加していこうと思います。bcxxxさんであれ他の人であれ、質問や批判は歓迎します。