危険な階級

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/08/may_romatwitter.html

自分のPCでは何故かココログが表示されにくいのだが、苦労して全部読んだが、このTwitterの人をどれだけ信用できるかはともかく、イギリスは本当に大変なことになっているんだな、と思った。私がまず連想したのは、『労働階級と危険な階級』という本である。プロレタリアートもかつては「危険」であった。しかし長い時間を掛けて飼い慣らされてきたのである。そして、飼い慣らし得ぬほど危険になった者らは殺された。
自称「惰民党」の名誉総裁として何か考え発言すべきだとも思うが、この事態から、「高福祉」や「社会民主主義」、「弱者扶助」、「財産の再分配(収税と福祉政策による)」がまるで無効だと全否定に走らないように願いたい。といっても、私も、弱者、マイノリティは全て善だと言いたいわけではない。犯罪は犯罪であり、略奪は略奪であり、放火は放火であり、殺人は殺人である。それは法の下で裁かれるべきである。だが、先日のノルウェーのテロといい、「移民を受け入れる『寛容なヨーロッパ』は誤りだ」というメッセージを発するかのような事件や事態が相次いでいるが、そう即断しないで貰いたい、個別の状況を個別に分析し評価して貰いたいと願うばかりである。