のことを考えるのは楽しい。

LETSのことを考えるのは楽しい。空想、夢想、想像するのはとても楽しい。快楽である。
しかし、LETSを運営するのは易しいことではない。
まず、参加者が3人以上いないと、多角決済にならない。3人以上参加者を確保したとしても、どのようなモノ・サービスを取引(交換)するか、が問題になる。輸送費が掛かるものは問題だ。といって、インターネットでやりとりできる情報だけが取引できる財だというのでは、ちょっと貧しいなと思う。
で、どうすればいいかは、よく分からないのだが。
2002年の段階で、Q市場は生成し掛けていた。生まれ掛けていた。それを潰したのは私達NAM会員=共産主義者である。そのことは深刻に反省せねばならない。だが、一度機会を逸したからといって、永遠に機会を逸したことになるのだろうか? 私はそうは思わない。
Qと同じことをもう一度やるのは無理だろうし無意味だろうが、何とか非資本制的な交換を広げていきたい。一人でも仲間を、友達を増やし、交換できるアイテムを増やしていきたい。そう思う。
前書いたことと同じになるかもしれないが、一挙に市場(しじょう)を作るのは無理だとしても、数人から数十人規模の市場(いちば)なら作れるのではないか。その市場(いちば)で、地域通貨で取引することはできるのではないのか。それがすぐに、共産主義の実現だということにならなくても、日常的な営みは漸進的に進むしかないものだ。