哲学者になること
Ustreamでも喋ったがドゥルーズ=ガタリの『千のプラトー』の図式、公的教授/私的思想家でいえば、大学内の知識人が伝統的な宗教諸派だとすれば、大学外、在野、市井の評論家はいわば新興宗教のようなものだ。その脆さ、いかがわしさも含めてそうだ。そして自分は明確に、後者に属している。そのことを自覚した。
大学を放逐されたことを恨んでいるわけでも、自分の選択を後悔しているわけでもない。だが、例えばこのブログ上で、言論活動する以外ないということは、何とも心寂しい、心許ないことである。読書したり研究するのでも、徒歩10分の距離にある船橋市の図書館で入手できる資料だけを相手にそうしなければならぬし、それすら覚束無い有様だ。私は、自分は哲学者だなどと威張っている(?)けれども、実態は無以外の何ものでもないではないか。それにいらだたしく思う。いらだたしいが、現状をすぐ変える方法が見付からない。
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