深夜の思索〜鬱々とした自分・深刻な話

「鬱々とした自分・深刻な話」と題して書こうとしたが何故か筆が止まり、文を消去してしまった。
考えていたのは、私の自己価値感情低下、希死念慮等のことである。私は精神病院によっても新興宗教によってもファシスト党によっても、救われぬと諦めている。私は没落するだろうし、それを止めようがないだろう。要するに現に駄目だし、もっと駄目になっていく、ということだ。
千坂さんが、他者なり外部を実体化してはならない、それはあるのかないのかも分からないのだから、とボイスで述べているが、それは「死」にも当て嵌まるだろう。死を実体化してはならないし、それはあるともないとも言えない。実際には「ある」のだろうが、それが到来した時には私は「いない」。
医者、芸術家、政治家、宗教家等は私のような病人を救えると考えているが、しかしそれはとんだ間違いであると思う。生そのものが病んでいるのであって、根本的な治療は生きるのをやめるよりほかない。過剰で逸脱した欲望、情念、衝動は私の思考を暗くする。そして、生存困難系、と呟くのである。