自由連想〜自然発生的散文

幼い頃から頑なに決めていることがあって、それは子供をもうけないということ。
子供の頃子供は不幸で苦しいと思った。だから自分が大人になって子供をもうけることは不幸を増殖させることで、悪だと思った。だから子供を作るまい、と思った。その決心は今でも自分の中で生きている。親から幾ら、結婚しろ、子供を作れと言われても、その気にならない。尤もその気になったところで、無職無収入精神病では無理だが。
大人になって必ずしも不幸な子供ばかりでないことを知った。だが自分の中の決心は揺るがなかった。自分が子供をもうければ子供が不幸になるだろう。だから子供はもうけまい。親にはなりたくない。だから、なるまい。意志的に拒絶しよう。
幼い頃から思春期を経て、35歳の現在までこの考えは一貫している。
報道などで虐待・放置されて亡くなる子供の報道に接し、不幸なことだと思う。そういう不幸を減らしたいと思う。だから、私は子供を作らない。