「私はうつ」と言いたがる人たち(香山リカ)
香山リカの『「私はうつ」と言いたがる人たち』を30分で読了。で、自分のことそのまんまだと思った。自称欝。客観的には困ったちゃん。甘えん坊で怠け者。人格(パーソナリティ)に障害がある。
そういう人、増えてるのか。惰民党の未来は明るいな。
だが、私はたまたま、好条件が重なってサヴァイヴできているだけで、例えば両親が亡くなっていたら私は死ぬしかなかっただろう。両親の脛を齧ることで(良かれ悪しかれ)生き延びてきたのだし、今もそうだ。店をやってると言っても、ジョークにもならぬ。客=0なのだから。株にしても、買う・買わないの判断は全部親がやっていて、私には分からない。つまり私は、金を稼ぐ能力・意欲ゼロなわけで、35歳にもなりながらひきこもり生活を続け、アーティスト志望者でいられるのも親のお陰というわけだ。
恵まれている、と率直に思う。働かなくても許されるし、生きていける。それで何が悪い、と思う。努力しない。頑張らない。意欲そのものが、まるでない。惰民である。そしてそのことが悪いと一切思わない。
まー世の中的には、私みたいに勝手に降りちゃって働かなくなる層が増えたら困るんだろうが、私は、個人的には働くつもりは一切ない。ずっとこのままである。ずるいとも申し訳ないとも思わない。罪悪感ゼロ。
こんな悪い奴でいいんだろうか、と自分で思うが悪い奴なんですよ。はい。
誕生日にこんなこと書いてる私は終わってる…。
- 作者: 香山リカ
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