第四人称

かれは再びやって来た預言者だ。
かれは再びやって来た気がふれた預言者だ。
かれはステッキに乗った喋るけつの穴だ。
そしてかれは、特異なものの第四人称の狂った目だ。
ひとはその噂をする。
そしてかれは、特異なものの第四人称の声だ。
誰も話さないにもかかわらず、
それは存在する。
ドゥルーズへのまなざし』p43-44

ドゥルーズへのまなざし

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