赤木智弘

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最近ブレイクし注目されているようだが、私は端的に彼に批判的である。彼の生活は確かに大変かもしれない。だが、「希望は、戦争」などという言説を容認することはできない。また、彼は、彼の扇情的な提起に対し、左翼が彼に対して「謝罪」することを期待していたというが、それは単に傲慢だ。何故彼に謝罪せねばならないのか。

『月刊オルタ』の雨宮処凛との対談のためあかねを訪れた彼を、面と向かって批判したが、彼には、戦争が自己内で完結せず、他者への加害責任を伴うという視点が欠落している。また、戦場死を美化する国家の論理を無批判に肯定するのは問題だ。

ファシズムを唱える外山恒一もそうだが、この手の厭らしい言説が最近多いと思う。外山はともかく、赤木の言説は伝播し広がる可能性があると考えるが、それは望ましくないのではないか。私は彼を、徹底的に批判する必要を感じる。