本質主義/構成主義 2

力関係、資本主義、国家、ネーション(家族、民族、宗教…)などの複雑な関連性において性を把握する必要がある、と考える。

多くの場合家族なりは著しく異性愛中心主義的且つ男性中心であり、資本主義は(男女の)「恋愛」を商品として売るために購買意欲?を煽り立てる。少子化を恐れる国家は、女性を「産む機械」(!)などと看做し、子どもを増やすべく異性愛中心主義や男女という制度を守り立てる。原理主義的な宗教は同性愛など性的多様性を倒錯と看做し、神に対する冒涜だなどと言う。こうした環境にあって、公然と変態であることはなかなか難しい。単に生きるだけでも難しいのに、マイノリティとしてのレッテルを背負って生きるのはなおさら難しい。