音楽史講義

フリーター全般労働組合の会議に出席。電車内では秋吉敏子ギル・エヴァンスを聴くが、素晴らしいと感じる。私はビッグバンドは、カウント・ベイシーデューク・エリントンを聴いてきたが、それとは全く異質な、生き生きとした音世界があるのを実感し、心から敬意を払う。

芸音でのファンキー・シーズライブに帰って来て、バンドの人達に音楽史の概略を講義する。

ヨーロッパ音楽の歴史
古代-中世-ルネサンス-バロック-古典派-ロマン派-現代

JAZZの歴史
JAZZの始まり-スイング-ビバップ-ハードバップ-モード-フリー-現代

基本的に、一年以上講義しても足りない内容を30分で話したので、消化不良気味に(笑)。バンドのメンバーの皆さんは眠そうにしていた。

私の話の大筋は、近代西洋の音楽史において、私達が「自然」と感じる環境、即ち平均律や和声等々が「発明」されていった経緯、そしてそれを大幅に簡素化したものが「バークレー・メソッド」としてポピュラー音楽に導入された経緯だった。

ヨーロッパ音楽の歴史、JAZZの歴史、ジャズピアノの歴史等々を話し、幾ら話しても話したりないが、話してばかりで練習しなければ進歩はないので、練習のほうも頑張った。