生きづらさとプレカリアート

本企画が「PAFF有志協賛企画」となりました。PAFF・フリーター労組では、今後もフリーターなどプレカリアート(不安定な生を強いられる人達)の交流・組織化・運動を提起していきますので、それにもご注目・ご参加ください。

PAFF・フリーター労組に入りたいという方は、規約をお読みの上、私または代表アドレスまでご連絡ください。MLで話し合いもしていますが、基本的に月1度以上都内で会合を開いていますので、それに積極的に関わってくださる方が望ましいです。フリーター・非正規雇用の当事者の方は勿論歓迎ですが、自分はフリーターではないがフリーターの問題には取り組みたいという方もご相談ください。よろしくお願いいたします。

PAFF(すべての非正規労働者のためのネットワーク)・フリーター全般労働組合
ホームページ: http://a.sanpal.co.jp/paff/
メールアドレス: paff@sanpal.co.jp

本企画を実行するにあたって、雨宮さんのご著書を拝見させていただきました。特に、『自殺のコスト』(太田出版)、『生き地獄天国』(太田出版)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)を参照しながら対話をさせていただきたいと考えています。特に『すごい生き方』には、多くの生きづらい人達の実例や対策が書かれており、参考になると思います。

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 ☆ 生 き づ ら さ と プ レ カ リ ア ー ト
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早稲田にあるフリースペース「あかね」で以下のような催しをいたします。多数の方のご参加をお待ちいたします。

「あかね」はできてから30年、だめ連界隈が経営し始めてからもうすぐ10年になりますが、雨宮処凛さんが個人でやられているようなことを既にやっていた、と思います。雨宮さんは「すごい生き方」ブログで「生きづらい」「死にたい」と思っている方々の悩み相談をしています。だめ連が「だめ」を掲げて世の中に訴えた時も、多くの「生きづらい」人達が集まってきたのでした。それから歳月は流れましたが、生きづらさの問題はますます増すばかりのように思えます。

私自身、「生きづらい」と感じているし、「プレカリアート」(無安定階級)に属しているという感じがします。自営業(フリースペース)ですが、収入はフリーター時代に比べても激減しており、どうにかしないといけないなと思っています。(思うだけで、どうにもできないのですけれど。)そういう意味で自分的にもやってみたい企画だし、「あかね」の趣旨にも沿った企画だと感じています。

●7/19(水)19:00-23:00

●場所:交流イベントスペースあかね
地下鉄東西線早稲田駅下車、徒歩3分)
http://akane.e-city.tv/
03−5292−1877

●講師:雨宮処凛さん

自己紹介

こんにちは、雨宮処凛です。

4月30日、フリーターメーデーに参加させて頂き、「プレカリアート」という言葉と出会ったことで、自分自身がずっと追いかけてきた若者の「生きづらさ」の問題に出口が見えた気がして非常に刺激を受けました。不安定な雇用の問題と不安定な心の問題は地続きであり、しかし社会が責任を問われることなくすべて個人の問題にされていることに違和感を感じています。 ワークショップでは「生きづらさとプレカリアート」というタイトルでいろいろなお話ができればと思っています。プレカリアート問題初心者なので(笑)、みなさんにもいろいろ教えて頂きたいです。

以下、私が「プレカリアート」について書いた文章です。よろしければ読んでみて下
さい。

http://www.sanctuarybooks.jp/sugoi/blog/index.php?e=33

また、ずっと追い続けてきた「生きづらさ」の問題については、「すごい生き方」(サンクチュアリ出版)という本で書きました。こちらも合わせて読んで頂けると幸いです。

一応プロフィールです。
1975年北海道生まれ。99年ドキュメント映画「新しい神様」に主人公として出演。その後執筆活動に専念。著書に「生き地獄天国」「自殺のコスト」「戦場へ行こう!!」「すごい生き方」など。

●ワークショップ名:生きづらさとプレカリアート
# PAFF有志協賛企画

ワークショップ要旨

上に書いたようなことですが、生きづらい若者と不安定な雇用層が重なることに気付き、この十年関わってきた生きづらさの問題について今一度考え直してみる、という感じでしょうか。そして個人が責められ、さらに生きづらくなり自殺に向かう前に、社会の責任が問われるために何をしていけばいいのかを考えたいと思います。

●参考サイト

雨宮処凛公式サイト
http://www3.tokai.or.jp/amamiya/

すごい生き方ブログ
http://www.sanctuarybooks.jp/sugoi/

マガジン9条
http://www.magazine9.jp/interv/karin/index.html