煉獄にて

天国でも地獄でもない、ここは煉獄だ。中途半端な苦しみがじわじわと続き、果てしない。朝目覚めると、苦痛が待ち受けているのが分かるので、目覚めることそのものが億劫になる。実際、目覚めてみると苦痛が待っている。服薬しても、何をしても、一向に改善しない、私の半ば習慣と化した症状。苦しみは日々少しも減らず、どうしていいかも分からない。この苦しみに何の意味もないことだけはよく分かっている。でも、どうすればいい? 私はこんな精神/身体を引き摺って生きねばならないのだ。まだ、死ぬことは許されていないのだ。こうして日々が続いていく。同じことの不毛で空虚な反復。創造性の一切無い、砂漠のような日々。