フランスの学生運動

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060312k0000m030012000c.html

仏学生:若年失業対策案に連日の抗議行動
 【パリ福井聡】フランス議会が採用後2年以内は企業に自由な解雇を認める初期雇用契約(CPE)を含む若年失業対策案を採択したことを受け、仏全国では10日も学生らが抗議行動を続けた。パリのカルチエラタンにあるソルボンヌ大学では学生ら数百人が警官隊と衝突。仏国民の多くは同大を拠点とした68年5月の大学紛争を思い起こし、衝撃を受けている。

 学生らは10日午後、大学正門に面したサンミッシェル大通りで抗議行動を行った。警官隊と衝突し、約300人が大学の窓ガラスを破って学内になだれ込み、立てこもった。警官側は催涙ガスを打ち込んだ後、11日午前4時すぎに学内に突入。学生側は椅子や本を投げて応戦したが、25人が逮捕された。

 学生側は「全国85大学のうち半数以上が抗議行動でマヒ状態となっている」としている。

毎日新聞 2006年3月11日 17時25分 (最終更新時間 3月11日 20時16分)